2021年06月17日
夏と言えば!
「ねえ、ポテチ。夏と言えば何?」と、コーギーのマロンが突然聞きました。「うーん」と、ポメラニアンのポテトは、首をひねって考えました。「カキ氷?」と、ポテトが答えました。「うん。それもあり、だね。他には?」と、マロンが聞きました。「風鈴?蚊取り線香?」と、ポテトが答えました。「風流だねえ。もっと、あるでしょう?」と、マロンがジリジリしながら聞きました。「スイカ?」と、ポテトが答えました。「ピンポーン!正解です。スイカ、食べたくない?」。
「夏と言えば、スイカでしょう。やっぱ。しかも、スイカ割り。楽しいし」「美味しいし」と、2匹の意見が一致しました。「スイカ割りしようよ」と、マロンが言いました。「やろう、やろう!」と、ポテトも言いました。「で、スイカだけど、ポテトの野菜畑にまだあったよね?」と、マロンが駆け出しました。「待って!あのスイカはやめて!」と、ポテトが追いかけましたが、もう手遅れです。マロンはニコニコしながら、大きなスイカを抱えていました。「もう。一番大きなスイカだったのにぃ」。

ポテトはスイカ割りに使う棒を探しに行きました。マロンはリナちゃんを誘いに行きました。リナちゃんは目隠しのタオルを持って、マロンと一緒に帰ってきました。
「じゃあ、僕からね」と、マロンが最初に目隠しをしました。クルクル回ったら、「マロンちゃん、こっち、こっち!」と、リナちゃんが呼びました。「いい?叩くよ!」と、マロンが棒を振り下ろしました。ガツンとこっちの地面を叩く衝撃を感じただけで、スイカはあっちの方にありました。次はポテトが目隠ししました。クルクル回って、「どっち?どっち?」と、フラフラ歩きました。「この辺かな?」と、あっちをガツンとしましたが、スイカはこっちにありました。「マロン。動かしたでしょう?」。
リナちゃんもクルクルしました。「リナちゃん、こっち!」と言いましたが、リナちゃんはあっちの方に行ってしまい、ガツンと叩いても、スイカは割れません。「どうしよう?誰も割れなかった」と、マロンが言いました。「食べよう!」と、ポテトが目隠しせずに、ガツンとスイカ割りをしました。大きなスイカが真っ赤に割れました。「夏と言えば、スイカだねぇ」と、マロンが一番たくさん食べました。
「ところで、ポテチ。夏と言えば何?」と、腹ペコのマロンが聞きました。「うーん」と、ポテトは首をひねって考えました。「浴衣?そうめん?夏祭り?」。「もっと、他にあるでしょう?」と、マロンがニイと前歯を見せました。「ほら、こんな感じ」。「分かった。トウモコロシ!」と、リナちゃんが言いました。「そう、トウモロコシって、ポテトの野菜畑にあるよね?」と、マロンが駆け出しました。「待って!あれは、生では食べられないよ」と、ポテトが言いましたが、もう手遅れです。マロンはニイとしながら、一番太いトウモロコシをもいでいました。

マロンはせっせと皮をむきました。リナちゃんもマネして皮をむきました。トウモロコシの実は一粒一粒がピカピカ光り、夏空とマロンの顔が映っていました。ポテトはトウモロコシを抱えて、おうちに入っていきました。「これ、茹でて!」。さあ、美味しいトウモロコシが茹で上がるまで、トウモロコシのヒゲで遊びましょう。マロンは口の周りに付けました。「エヘン。水戸黄門」。「そんなの知らない!」と、リナちゃんがトウモロコシの金髪を髪に絡ませました。「アメリカ人?」「えー、似てないよ」「ヤギさん」「ぜーんぜん!」「サンタクローズ」「時期はずれ!」「じゃあ、ポテチは?」「僕は…、僕は、トウモロコシ!」と、ポテトの頭にトウモロコシのヒゲが乗っていました。「そのまんまじゃん」。
「お待ちどうさま。茹で上がったわよ」と、茹で立てトウモロコシが届きました。黄色の粒々がふっくら膨らんで、ニイと笑った時のマロンの歯みたいでした。「いただきまーす!」。「夏と言えば!」と、トウモロコシをモグモグしながらマロンが聞きました。「やっぱ、スイカにトウモロコシでしょう」と、すかさずポテトが答えました。「うーん。それもあり、だけど…。ポテチの野菜畑にメロンはないの?」。
「夏と言えば、スイカでしょう。やっぱ。しかも、スイカ割り。楽しいし」「美味しいし」と、2匹の意見が一致しました。「スイカ割りしようよ」と、マロンが言いました。「やろう、やろう!」と、ポテトも言いました。「で、スイカだけど、ポテトの野菜畑にまだあったよね?」と、マロンが駆け出しました。「待って!あのスイカはやめて!」と、ポテトが追いかけましたが、もう手遅れです。マロンはニコニコしながら、大きなスイカを抱えていました。「もう。一番大きなスイカだったのにぃ」。

ポテトはスイカ割りに使う棒を探しに行きました。マロンはリナちゃんを誘いに行きました。リナちゃんは目隠しのタオルを持って、マロンと一緒に帰ってきました。
「じゃあ、僕からね」と、マロンが最初に目隠しをしました。クルクル回ったら、「マロンちゃん、こっち、こっち!」と、リナちゃんが呼びました。「いい?叩くよ!」と、マロンが棒を振り下ろしました。ガツンとこっちの地面を叩く衝撃を感じただけで、スイカはあっちの方にありました。次はポテトが目隠ししました。クルクル回って、「どっち?どっち?」と、フラフラ歩きました。「この辺かな?」と、あっちをガツンとしましたが、スイカはこっちにありました。「マロン。動かしたでしょう?」。
リナちゃんもクルクルしました。「リナちゃん、こっち!」と言いましたが、リナちゃんはあっちの方に行ってしまい、ガツンと叩いても、スイカは割れません。「どうしよう?誰も割れなかった」と、マロンが言いました。「食べよう!」と、ポテトが目隠しせずに、ガツンとスイカ割りをしました。大きなスイカが真っ赤に割れました。「夏と言えば、スイカだねぇ」と、マロンが一番たくさん食べました。
「ところで、ポテチ。夏と言えば何?」と、腹ペコのマロンが聞きました。「うーん」と、ポテトは首をひねって考えました。「浴衣?そうめん?夏祭り?」。「もっと、他にあるでしょう?」と、マロンがニイと前歯を見せました。「ほら、こんな感じ」。「分かった。トウモコロシ!」と、リナちゃんが言いました。「そう、トウモロコシって、ポテトの野菜畑にあるよね?」と、マロンが駆け出しました。「待って!あれは、生では食べられないよ」と、ポテトが言いましたが、もう手遅れです。マロンはニイとしながら、一番太いトウモロコシをもいでいました。

マロンはせっせと皮をむきました。リナちゃんもマネして皮をむきました。トウモロコシの実は一粒一粒がピカピカ光り、夏空とマロンの顔が映っていました。ポテトはトウモロコシを抱えて、おうちに入っていきました。「これ、茹でて!」。さあ、美味しいトウモロコシが茹で上がるまで、トウモロコシのヒゲで遊びましょう。マロンは口の周りに付けました。「エヘン。水戸黄門」。「そんなの知らない!」と、リナちゃんがトウモロコシの金髪を髪に絡ませました。「アメリカ人?」「えー、似てないよ」「ヤギさん」「ぜーんぜん!」「サンタクローズ」「時期はずれ!」「じゃあ、ポテチは?」「僕は…、僕は、トウモロコシ!」と、ポテトの頭にトウモロコシのヒゲが乗っていました。「そのまんまじゃん」。
「お待ちどうさま。茹で上がったわよ」と、茹で立てトウモロコシが届きました。黄色の粒々がふっくら膨らんで、ニイと笑った時のマロンの歯みたいでした。「いただきまーす!」。「夏と言えば!」と、トウモロコシをモグモグしながらマロンが聞きました。「やっぱ、スイカにトウモロコシでしょう」と、すかさずポテトが答えました。「うーん。それもあり、だけど…。ポテチの野菜畑にメロンはないの?」。
Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 04:38│Comments(0)
│空飛ぶコーギー