2020年12月09日
マロン!奈々ちゃんを探せ!
奈々ちゃんが学校から帰ってきてしまったのには、訳がありました。参観会のその日に、お母さんと二人暮らしの奈々ちゃんには、誰も教室に来てくれる家族がいなかったのです。今までだって、ずっと同じでしたが、4年生になった奈々ちゃんは、朝から晩まで働くお母さんには参観会の案内は渡せず、とても寂しい思いをしていたのでした。
参観会の始まる時間が近づき、子どもたちがソワソワし始める頃、奈々ちゃんは誰にも告げずに教室を出て、学校を後にしました。担任の恵子先生は、奈々ちゃんがいなくなったことに、すぐに気づきました。そして、その理由も、薄っすらとですが分かっていました。奈々ちゃんは、夏休みが終わった9月から、時々、学校を休むようになっていました。そのつど、恵子先生が声をかけて、学校に来たり来なかったりの日が続いていたのでした。参観会の通知を渡されたときの、奈々ちゃんの寂しそうな表情を、恵子先生はとても気にしていたのでした。
「奈々ちゃんがいなくなりました。お願いします。みんなで奈々ちゃんを探してあげてください」と、恵子先生が、クラスの仲間や父兄のお父さんやお母さんたちに頼みました。校長先生も捜索に加わりました。「きっと、参観会がつらかったのね」と、校長先生にも奈々ちゃんの気持ちは分かっていました。
同じクラスの和くんたちも、グループごとに探し始めました。「奈々ちゃーん!おーい、奈々ちゃーん!」と大声で叫びながら、校門を出て行きました。「公園かも知れないね」と誰かが言いました。「公園に行ってみよう」と和くんたちは走り出しました。「おーい、奈々ちゃーん!」木立の中や、奈々ちゃんがポツンと腰掛けていることが多いベンチの周りも探しました。お父さんやお母さんたちも、声を張り上げました。「奈々ちゃーん!どこにいるのー!」。返事はありません。コンビニの店員さんが、東の方に向かって歩いていく奈々ちゃんを見ていたことが分かりました。奈々ちゃんのお母さんも、工場の作業服のまま、飛んできました。「もしかしたら、前に住んでいた隣りの町に行ったのかも知れない」と奈々ちゃんお母さんが言いました。「え?歩いて?」と、みんなは驚きました。
公園の広場では、和くんのウエルッシュ・コーギーのマロンが遊んでいました。みんな知っている、あの「空飛ぶコーギー」です。「お母さん。奈々ちゃんがいなくなっちゃったんだ。マロンを借りるよ」と、和くんが言いました。「さあ、マロン。お前の出番だよ。奈々ちゃんは知ってるよね?奈々ちゃんがいなくなっちゃったんだ。マロン。奈々ちゃんを探して!奈々ちゃんはきっと寂しがっていると思うよ」と和くんが言い終わると、マロンはリードを引きずったまま、いつものジャングルジムに駆け上りました。マロンは空を見上げました。ピコピコとお尻を振りました。「飛べ、マロン!」と和くんが大きな声で叫びました。マロンの大きな耳が横に広がりました。「イチ・ニのサン」で、マロンは重たい体を空に向かってジャンプさせました。和くんたちも、マロンのあとを追いかけました。
マロンの体がプルプル震えながら、上がっていきました。友だちのハトたちが寄ってきました。「やあ、マロン。今日はどちらまで?」と聞きました。マロンは「和くんの友だちの奈々ちゃんが、いなくなっちゃったんだって。君たちも探すのを手伝ってよ」と頼みました。「よし、分かった。緊急連絡だね。クックー、ククー」と、ハトたちは空の仲間たちに、空の言葉で伝えました。「おーい!みんなで、奈々ちゃんを探すんだ」。
バタバタ、バタバタ。あちらからも、こちらからも鳥たちが飛び立ちました。草むらからは、トノサマバッタやテントウムシも舞い上がりました。子どもたちの友だちのカブトムシやクワガタムシも角を振り上げて飛び立ちました。「奈々ちゃんを探せ!奈々ちゃんを探せ!」と、空の言葉で口々に叫びながら、マロンを取り囲むように、空からの大捜索を始めました。マロンは、空飛ぶマントのように真っ赤なリードをなびかせて、大空を飛びました。
和くんたちも地上を捜索です。ラブラドールやビーグルも捜索に加わりました。「空飛ぶマロンの友だちがいなくなったんだって」「奈々ちゃんなら、私も知ってるわ」。「公園のベンチでお話を聞かせてくれた心の優しい女の子だよ」と、カタツムリまでも心配しながら、集まってくれました。
空飛ぶマロンたちの前方から、カルガモが飛んできました。ハトのリーダーが「ねえ、奈々ちゃんっていう女の子を見なかった?」と聞きました。「女の子?さっき、川の堤防に座っていた子かな?」とカルガモが言いました。「サンキュー」と、ハトのリーダーは向きを変えました。マロンも、ゆっくりと体の向きを変えました。突然目の前を通り過ぎたサファイアのような風を感じました。「わっ、危ない」とマロンが急ブレーキをかけました。マロンの体は急降下。マロンのピンチを救ったのは、アオサギでした。「マロン、気をつけて。さっきのは、あわて者のカワセミだよ」と教えてくれました。マロンはアオサギの背中から再び飛び立ちました。「マロン、見つけたよ」と、あわて者のカワセミが近づいてきました。でも、何か言おうとしても、すぐに通り過ぎてしまいます。「マロン、奈々ちゃんが…」と聞こえました。「奈々ちゃんが、見つかったの?」とマロンは大きな声で、通り過ぎたカワセミに呼びかけました。「ボート乗り場に…」と、カワセミは何度も何度も通り過ぎます。

その時です。ハトのリーダーが大きな声で鳴きました。「クックー、ククー。マロン、下を見ろ!」。マロンたちの下には広い川が流れ、ボート乗り場の脇にうずくまる奈々ちゃんの姿が見えました。「奈々ちゃんだ。ワンワン」マロンの声が川面に響きました。奈々ちゃんが不思議そうに空を見上げました。奈々ちゃんの目には、「空飛ぶコーギー」の姿がはっきりと映っていました。「わあ、マロンだ!マロンが飛んでいる!」とニコリと笑いました。マロンは、着陸の態勢に入りました。短い足のパタパタを止め、奈々ちゃんの目にも次第に大きく見えるようになってきました。「奈々ちゃん、みんな心配して探しているよ」とマロンは言いました。「マロンは、私を探しに来てくれたの?そうなの?」と奈々ちゃんが両手を広げて、マロンを迎えようとしたとき、あのあわて者のカワセミがマロンの前を横切りました。「わあ!」と叫んだ途端、マロンの体は川に向かって真っ逆さま。ボチャーン!大きな水しぶきが上がりました。マロンの体が一度浮かんで、また沈みました。ハトのリーダーが叫びました。「マロン、泳ぐんだ!」。でも、マロンの体は浮かんできません。「マロン、犬は泳げるんだよ。足を動かして!」と声を掛けました。マロンの黒い鼻が川面に覗きました。カルガモの親子が近寄ってきました。「マロン、頑張って」と奈々ちゃんが川に入りました。ジャブジャブと膝まで水につかって歩いていきました。マロンは必死で短い足を動かしますが、重い体はほとんどが沈んだままです。
「マロン、死んじゃあダメ!」と奈々ちゃんは、水をかき分けて進みました。もう少しでマロンの体に手が届きます。「さあ、マロン。もう少しよ」と、近寄った奈々ちゃんの手に、真っ赤なリードが触れました。奈々ちゃんが、リードをたぐり寄せました。マロンの体はプカプカ浮かんで、奈々ちゃんの広げた腕の中に入りました。「フー。僕、死ぬかと思ったよ」と、マロンが大きなため息をつきました。
「おーい、奈々ちゃーん」と和くんたちが、ボート乗り場の奈々ちゃんを見つけました。ラブラドールやビーグルも走ってきました。「奈々ちゃん!心配してたんだよ」と、和くんが奈々ちゃんの手を握りました。その時やっと、足元にいるマロンに気がつきました。「あれ?マロン、どうしたの?」と和くんは、グッショリと水に濡れて、元気のないマロンに聞きました。マロンは恥ずかしそうに、尻尾のないお尻をピコピコと振りました。
「ううん。何でもないの。マロンはね。私を探しに来てくれたの。マロンが来てくれなかったら、私、家に帰れなかった」と奈々ちゃんが言いました。「ハックション!」。マロンが大きなクシャミをしました。カブトムシやクワガタムシも角を振り振り飛んできました。恵子先生や奈々ちゃんのお母さんもやって来ました。「お母さん、ゴメンナサイ」と、奈々ちゃんはお母さんの胸に飛び込みました。恵子先生が奈々ちゃんに白いハンカチを渡しました。「ハックション!」とマロンがまた一つ大きなクシャミをしました。奈々ちゃんはマロンを抱きしめました。「奈々ちゃんがいなかったら、僕、死んでたかも?」とマロンが恥ずかしそうに笑いました。
「さあ、帰りましょう」。校長先生の声で、みんな歩き始めました。その時、汗をかきかき歩いてきたカタツムリが、やっとボート乗り場に着きました。「ふう。奈々ちゃんが見つかって良かった、良かった。奈々ちゃんのお話がまた聞けるよね」と嬉しそうに言いました。カタツムリはマロンの背中にしがみつきました。びしょ濡れのマロンはブルブルと体を震わせ、クシャミをまた一つ。「マロン、また飛んで帰るかい?」と声をかけるハトのリーダーにお礼を言って、みんなと一緒、お尻を振り振りパタパタと歩いて帰えりました。
参観会の始まる時間が近づき、子どもたちがソワソワし始める頃、奈々ちゃんは誰にも告げずに教室を出て、学校を後にしました。担任の恵子先生は、奈々ちゃんがいなくなったことに、すぐに気づきました。そして、その理由も、薄っすらとですが分かっていました。奈々ちゃんは、夏休みが終わった9月から、時々、学校を休むようになっていました。そのつど、恵子先生が声をかけて、学校に来たり来なかったりの日が続いていたのでした。参観会の通知を渡されたときの、奈々ちゃんの寂しそうな表情を、恵子先生はとても気にしていたのでした。
「奈々ちゃんがいなくなりました。お願いします。みんなで奈々ちゃんを探してあげてください」と、恵子先生が、クラスの仲間や父兄のお父さんやお母さんたちに頼みました。校長先生も捜索に加わりました。「きっと、参観会がつらかったのね」と、校長先生にも奈々ちゃんの気持ちは分かっていました。
同じクラスの和くんたちも、グループごとに探し始めました。「奈々ちゃーん!おーい、奈々ちゃーん!」と大声で叫びながら、校門を出て行きました。「公園かも知れないね」と誰かが言いました。「公園に行ってみよう」と和くんたちは走り出しました。「おーい、奈々ちゃーん!」木立の中や、奈々ちゃんがポツンと腰掛けていることが多いベンチの周りも探しました。お父さんやお母さんたちも、声を張り上げました。「奈々ちゃーん!どこにいるのー!」。返事はありません。コンビニの店員さんが、東の方に向かって歩いていく奈々ちゃんを見ていたことが分かりました。奈々ちゃんのお母さんも、工場の作業服のまま、飛んできました。「もしかしたら、前に住んでいた隣りの町に行ったのかも知れない」と奈々ちゃんお母さんが言いました。「え?歩いて?」と、みんなは驚きました。
公園の広場では、和くんのウエルッシュ・コーギーのマロンが遊んでいました。みんな知っている、あの「空飛ぶコーギー」です。「お母さん。奈々ちゃんがいなくなっちゃったんだ。マロンを借りるよ」と、和くんが言いました。「さあ、マロン。お前の出番だよ。奈々ちゃんは知ってるよね?奈々ちゃんがいなくなっちゃったんだ。マロン。奈々ちゃんを探して!奈々ちゃんはきっと寂しがっていると思うよ」と和くんが言い終わると、マロンはリードを引きずったまま、いつものジャングルジムに駆け上りました。マロンは空を見上げました。ピコピコとお尻を振りました。「飛べ、マロン!」と和くんが大きな声で叫びました。マロンの大きな耳が横に広がりました。「イチ・ニのサン」で、マロンは重たい体を空に向かってジャンプさせました。和くんたちも、マロンのあとを追いかけました。
マロンの体がプルプル震えながら、上がっていきました。友だちのハトたちが寄ってきました。「やあ、マロン。今日はどちらまで?」と聞きました。マロンは「和くんの友だちの奈々ちゃんが、いなくなっちゃったんだって。君たちも探すのを手伝ってよ」と頼みました。「よし、分かった。緊急連絡だね。クックー、ククー」と、ハトたちは空の仲間たちに、空の言葉で伝えました。「おーい!みんなで、奈々ちゃんを探すんだ」。
バタバタ、バタバタ。あちらからも、こちらからも鳥たちが飛び立ちました。草むらからは、トノサマバッタやテントウムシも舞い上がりました。子どもたちの友だちのカブトムシやクワガタムシも角を振り上げて飛び立ちました。「奈々ちゃんを探せ!奈々ちゃんを探せ!」と、空の言葉で口々に叫びながら、マロンを取り囲むように、空からの大捜索を始めました。マロンは、空飛ぶマントのように真っ赤なリードをなびかせて、大空を飛びました。
和くんたちも地上を捜索です。ラブラドールやビーグルも捜索に加わりました。「空飛ぶマロンの友だちがいなくなったんだって」「奈々ちゃんなら、私も知ってるわ」。「公園のベンチでお話を聞かせてくれた心の優しい女の子だよ」と、カタツムリまでも心配しながら、集まってくれました。
空飛ぶマロンたちの前方から、カルガモが飛んできました。ハトのリーダーが「ねえ、奈々ちゃんっていう女の子を見なかった?」と聞きました。「女の子?さっき、川の堤防に座っていた子かな?」とカルガモが言いました。「サンキュー」と、ハトのリーダーは向きを変えました。マロンも、ゆっくりと体の向きを変えました。突然目の前を通り過ぎたサファイアのような風を感じました。「わっ、危ない」とマロンが急ブレーキをかけました。マロンの体は急降下。マロンのピンチを救ったのは、アオサギでした。「マロン、気をつけて。さっきのは、あわて者のカワセミだよ」と教えてくれました。マロンはアオサギの背中から再び飛び立ちました。「マロン、見つけたよ」と、あわて者のカワセミが近づいてきました。でも、何か言おうとしても、すぐに通り過ぎてしまいます。「マロン、奈々ちゃんが…」と聞こえました。「奈々ちゃんが、見つかったの?」とマロンは大きな声で、通り過ぎたカワセミに呼びかけました。「ボート乗り場に…」と、カワセミは何度も何度も通り過ぎます。

その時です。ハトのリーダーが大きな声で鳴きました。「クックー、ククー。マロン、下を見ろ!」。マロンたちの下には広い川が流れ、ボート乗り場の脇にうずくまる奈々ちゃんの姿が見えました。「奈々ちゃんだ。ワンワン」マロンの声が川面に響きました。奈々ちゃんが不思議そうに空を見上げました。奈々ちゃんの目には、「空飛ぶコーギー」の姿がはっきりと映っていました。「わあ、マロンだ!マロンが飛んでいる!」とニコリと笑いました。マロンは、着陸の態勢に入りました。短い足のパタパタを止め、奈々ちゃんの目にも次第に大きく見えるようになってきました。「奈々ちゃん、みんな心配して探しているよ」とマロンは言いました。「マロンは、私を探しに来てくれたの?そうなの?」と奈々ちゃんが両手を広げて、マロンを迎えようとしたとき、あのあわて者のカワセミがマロンの前を横切りました。「わあ!」と叫んだ途端、マロンの体は川に向かって真っ逆さま。ボチャーン!大きな水しぶきが上がりました。マロンの体が一度浮かんで、また沈みました。ハトのリーダーが叫びました。「マロン、泳ぐんだ!」。でも、マロンの体は浮かんできません。「マロン、犬は泳げるんだよ。足を動かして!」と声を掛けました。マロンの黒い鼻が川面に覗きました。カルガモの親子が近寄ってきました。「マロン、頑張って」と奈々ちゃんが川に入りました。ジャブジャブと膝まで水につかって歩いていきました。マロンは必死で短い足を動かしますが、重い体はほとんどが沈んだままです。
「マロン、死んじゃあダメ!」と奈々ちゃんは、水をかき分けて進みました。もう少しでマロンの体に手が届きます。「さあ、マロン。もう少しよ」と、近寄った奈々ちゃんの手に、真っ赤なリードが触れました。奈々ちゃんが、リードをたぐり寄せました。マロンの体はプカプカ浮かんで、奈々ちゃんの広げた腕の中に入りました。「フー。僕、死ぬかと思ったよ」と、マロンが大きなため息をつきました。
「おーい、奈々ちゃーん」と和くんたちが、ボート乗り場の奈々ちゃんを見つけました。ラブラドールやビーグルも走ってきました。「奈々ちゃん!心配してたんだよ」と、和くんが奈々ちゃんの手を握りました。その時やっと、足元にいるマロンに気がつきました。「あれ?マロン、どうしたの?」と和くんは、グッショリと水に濡れて、元気のないマロンに聞きました。マロンは恥ずかしそうに、尻尾のないお尻をピコピコと振りました。
「ううん。何でもないの。マロンはね。私を探しに来てくれたの。マロンが来てくれなかったら、私、家に帰れなかった」と奈々ちゃんが言いました。「ハックション!」。マロンが大きなクシャミをしました。カブトムシやクワガタムシも角を振り振り飛んできました。恵子先生や奈々ちゃんのお母さんもやって来ました。「お母さん、ゴメンナサイ」と、奈々ちゃんはお母さんの胸に飛び込みました。恵子先生が奈々ちゃんに白いハンカチを渡しました。「ハックション!」とマロンがまた一つ大きなクシャミをしました。奈々ちゃんはマロンを抱きしめました。「奈々ちゃんがいなかったら、僕、死んでたかも?」とマロンが恥ずかしそうに笑いました。
「さあ、帰りましょう」。校長先生の声で、みんな歩き始めました。その時、汗をかきかき歩いてきたカタツムリが、やっとボート乗り場に着きました。「ふう。奈々ちゃんが見つかって良かった、良かった。奈々ちゃんのお話がまた聞けるよね」と嬉しそうに言いました。カタツムリはマロンの背中にしがみつきました。びしょ濡れのマロンはブルブルと体を震わせ、クシャミをまた一つ。「マロン、また飛んで帰るかい?」と声をかけるハトのリーダーにお礼を言って、みんなと一緒、お尻を振り振りパタパタと歩いて帰えりました。
Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 04:48│Comments(0)
│空飛ぶコーギー